| 為替の中心といえばロンドンである。そのロンドンで、「テムズの取引所」と呼ばれていた世界トップバンクのひとつに勤めていた著者の話をまとめたものが本書である。同じ銀行の職員でもパスがなければ入ることは許されていないディーリングルーム。関係者以外知ることのできない舞台裏の出来事を、本書ではレポート風に、そしてエッセイとして、面白くわかりやすく紹介している。アジア危機の話の舞台裏、伝説を作った男たちの生き様、うわさを流して儲ける人の話などは、為替あるいは相場という世界で生きるあなたへ「!」をプレゼントするだろう。自分たちの知らないところで「何」が行われているのか。ディーリングで生き抜くには、そういう情報もきっと役に立つはずだ。
柳基善 パンローリング 四六判 ソフトカバー 212頁 2005年5月発売 1,260円 (税込)
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